7月お稽古 2 絞り茶巾 茶通箱 |
花入 栄螺籠
棚 桑小卓
主菓子 麩饅頭
鮎(笹屋春信)
絞り茶巾 平茶碗
夏は、涼しきように。点前座で茶巾を絞り清涼感を出します。
清潔な茶巾を使います。(前ブログ奈良晒 茶巾参照)
茶筅通しをして、建水に湯をこぼし茶碗を膝前におき、
茶巾を絞り直し茶碗を拭きます。
茶通箱
元は、お茶を持ち運ぶ通いの箱でした。
茶桶箱とも書きます。
茶臼で挽いたお茶の挽き溜めとして
お茶の缶の役目をする塗り物の器茶桶を入れる箱。
水屋に備えておく桐箱です。
三入りの茶通箱を水屋の上の棚に置いています。控えの茶入、茶器を入れてます。
元は、三種類のお茶を入れていたそうです。
利休が二入り茶通箱を点前に使ったそうです。
一つは、茶入に到来物の濃茶を入れ、箱の手前に仕組み先に点てます。
もう一つは、真塗りの棗に亭主の用意した濃茶を入れ仕覆を掛けます。
裏千家では、大津袋に入れるそうです。
薬籠蓋
蓋の内側に立ち上がりがあり密閉性があります。
お茶の保存に適しています。
薬籠に使われている蓋に由来します。
茶通箱
「利休形茶通箱」
「利休形三つ入茶通箱」
表千家
「原叟好茶通箱」
「原叟好挽溜茶桶箱」
裏千家 「仙叟好二方桟蓋茶桶箱」「玄々斎好出合桟蓋茶通箱」
桐木地のほかにも一閑、菊置上、溜塗があります。
「人の方へ茶を贈る時、持参することもあり、
先だつて持せつかはすこともあり。
濃茶 うす茶両種も、また濃茶一種も、
また濃茶ばかり二種も、それぞれの心持しだいなり。」
お稽古 茶通箱(利休形茶通箱 桐 蓋 薬籠蓋)
準備
正客の指示に従って、亭主は、お点前をします。
到来物濃茶 銘 金輪(詰 小山園)
亭主用意の濃茶 銘 万昔(詰 緑芳園)
暑い中相伝物をして前期の稽古を納めました。
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