天然忌 七事式 |
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2014年 09月 17日
9月13日
表千家七代家元如心斎の命日天然忌です。 如心斎は、『表千家の中興の祖』と言われます。 1705年覚々斎の長男として生まれます。 次男が、裏千家七代竺叟、三男が、裏千家八代一燈です。 母は、随流斎の娘秋です。 1751年8月13日 47歳で亡くなります。 『如心斎』の斎号は、紀州徳川藩主より 『天然』の道号は、大徳寺玉林院の大龍和尚から授かっています。 如心斎は、自分に厳しい人で、 真の台子の点前の際、指が思うように動かなく悩み 川上不白を伴い大徳寺常楽庵の無学和尚に参禅し、 3、4年間苦しまれたそうです。 『八角磨盤空裏走』の語で悟られました。 (八角の石臼が、空を飛ぶことで、常識を超えた世界をいいます) 柔道の師匠の弟子になったり、 皿回しの名人より芸を学んだりして修練されたそうです。 側にいた不白は、『その辛抱、申しつくしがたし』と言っています。 七事式 如心斎の時代 茶の湯人口が増え、集団で稽古する式法が考えられました。 多人数での稽古を引き締め、点前の上達を目的としています。 『七事式』は、碧巌録の『七事随身』から 無学和尚により命名されています。 『七事之書』(不白書)には、『茶は常の事也』と書かれています。 禅の『平常心是道』に通じています。 七事は、武士のもつ7つの武具(弓、矢、刀、剣、鎧、兜、鉾)のことです。 茶の湯もお点前、書、建築、料理あらゆる方面のことを学び、 身につけなくてはなりません。 七事式は、茶人として必要な7つの稽古です。 1741年 七事式制定 廻花、廻炭、茶カブキは、利休時代よりあり、 花月、且座、一二三、数茶は、新たに如心斎により考案されました。 風炉の時は、廻炭が、花寄せになります。 制定には、無学和尚、一燈宗室、川上不白、 中村宗哲、堀内宗心、楽左入などが参画しています。 花月は、七事式中1番厳格な点前です。 元は、花鳥と言われ、春(梅に雉)夏(桐に鸞) 秋(菊に鶴)冬(松に鷹)の札を使っていました。 10年ぐらい試行錯誤され、今の花月が完成したそうです。 下京への道すがら十種香札を使うことを思いつかれ、 途中の宗哲の家に立ち寄り完成されたそうです。 如心斎の花月への思い入れは強く、 病のために引く最後に花月をして終わられたそうです。 如心斎が苦労して完成された花月 花月百遍朧月夜 なかなか道は、険しいです。
by kourakuken
| 2014-09-17 16:39
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