10月お稽古1 大板 |
(羊羹の上に、胡桃小豆栗いちじく柿マカダミアナッツなど山の幸いっぱいです。)
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2014年 10月 22日
二週続けての台風も過ぎ、澄んだ月、空、風。 日に日に秋が深まってきます。 『秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる』(藤原敏行) 日本人の研ぎ澄まされた感性です。 大板は、風炉の敷板小板に対する呼び方です。 1尺4寸四方(42センチ)の大きさです。 もとは、長板の2つ割りからできています。 紹鷗好 真塗大板 1番古いとされています。 不審菴伝来 細かい荒目大板 利休形 欅柿合塗大板 碌々斎好 アメリカ産松柿合塗大板 惺斎好 鎌倉彫大板 大板は、名残の季節の点前では、ありませんが、秋の終わりの頃によく使われます。 長板や竹台子よりは、侘びた風情のためでしょうか。 表千家では、中置には、使いません。 準備 大板を勝手付から畳3目、居前の線から8寸(24センチ)向に置きます。 掛物 『瓢箪画賛』 宗旦筆写 花入 萩 花 浜菊(吹上菊)風知草 炭点前 運び点前と同じです。(炭斗の大きさにより少し右に移動させます。) 大板塗物なので、唐銅風炉をおきます。鉄風炉は、使いません。 濃茶 運び点前と同じ。 蓋置を大板の左手前におきます。 柄杓を取り右手で蓋置に横に引きます。(竹台子一つ飾りと同じ) 柄杓蓋置を飾るので、湯返しをします。 拝見の挨拶を受けると、 柄杓を右手で取り構え 右手で蓋置を風炉の左前に置き、左手で柄杓を飾ります。(竹台子一つ飾りと違う) 薄茶 運びと同じ。 柄杓蓋置の扱いは、濃茶と同じです。 主菓子 銘 山の幸 製 亀屋良長 (羊羹の上に、胡桃小豆栗いちじく柿マカダミアナッツなど山の幸いっぱいです。) 干菓子 銘 萩乃薫(夏みかん)製 光國本店 銘 真盛豆 製 金谷光廣(青苔と豆がよく合います) 前ブログに書いていますが、『竹濱義春』の真盛豆もあります。 丁度今頃の時期に北野大茶会が、開かれました。 秀吉が『茶味に適す』と絶賛され、細川幽斎が『苔のむす豆』と例えられたそうです。 日本に生まれ、良かったとしみじみ思う時期です。 にほんブログ村
by kourakuken
| 2014-10-22 17:57
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