茶道具 羽箒 |
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2017年 02月 01日
今年の稽古始めに家元の残月亭に、掛けられていた「時々勤払拭」
お茶のお稽古では、払う時鳥の羽根をつかいます。 今年は酉年羽箒を使う時、気持ちが入ります。 鳥の羽は神聖なものとされていました。 払うも拭くもお茶の根本清浄です。 道具を払拭し清めますが、同時精神をも清める意味があります。 清浄を保つために常に日々お稽古が大切で、 茶の湯が日常であるようにという教えです。 如心斎が、五歳の子啐啄斎に書き与えた一行でもあります。 羽箒で払い袱紗で拭く心持を、己の心を磨く大切さを教えています。 子への親の深い心が伝わります。 茶道具に羽箒がありますが、 もとは、生活に必要な実用品で、自らが作ったそうです。 今は、一閑さんが作られています。 座掃き(掃込み) 水屋用の座掃き 犬鷲など黒っぽい羽 三つ羽 座敷用の座掃き 鶴、白鳥で左羽、右羽があります。 高くて買えません。 装飾用の飾り羽 箱炭斗に備える掴み羽箒 掛け軸の塵を払うのにも掴み羽箒をつかいます。 茶掃箱の中に備える小さな羽箒 お茶を払います。 炭点前に用いる羽箒 青鸞の羽が第一とされています。 (青鸞 キジ科褐色の羽で、環状紋があります。 タイ、マレー半島、スマトラに生息します) ほか白鶴、玄鶴、鴻鶴、朱鷺、白鳥、野鴈、鷹、鷲、梟などの羽で作られています。 ふつう「三つ羽」で、三枚の羽を束ねて竹の皮で包んでいます。 一枚の「一つ羽」もありますが、真の点前に使うそうです。 右羽が広い右羽は風炉用、左羽は炉用、双羽は、炉風炉兼用です。 以前茶道資料館で、茶箱用羽箒の下坂玉起コレクションの展示がありました。 素晴らしく一度に多種類の鳥の羽根を見ることができました。まるで標本のようでした。 最近は、鶏の羽根を染めたものが多いそうです。
by kourakuken
| 2017-02-01 19:32
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