一客一亭 |
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2017年 02月 20日
2月9日 雪の降る日茶友を招きお茶を一服差し上げました。
大きな釜から湯気がたち、庭には雪が真っ白につもり、茶友と膝を交えての一服のお茶 雪見の茶、風雅です。至高の幸せの時でした。 濃茶(一客一亭) お茶を掃く 茶杓をとりお茶を掃く前に相伴の挨拶をし二人分掃きます。 (また客の分を掃き相伴の挨拶し自分の分を掃きます) 茶碗・袱紗を持ち帰りヘリ外に並べ居づまいを正し亭主に次礼をします。 茶碗を亭主に返し、席に戻り送り礼をします。 (また返した時その場で送り礼をすることもあります) 亭主は、袱紗を懐中し茶碗を取り込み相伴の挨拶をしてお茶をいただきます。 (また相伴の挨拶をして袱紗を懐中してお茶をいただきます) 亭主が飲み終わったころ客より茶碗・袱紗の拝見を受け茶碗を懐紙で拭き拝見に出します。 客は、「茶銘」「詰」などの挨拶をします。 (また拝見物を席にひいてから「茶銘」「詰」などの挨拶をします) 亭主は、居前にもどり中仕舞いをときます。 主菓子 チョコ大福 友チョコです。 薄茶(筒茶碗・絞り茶巾) 絞り茶巾をしてお茶碗を温め、 雪のふる寒い日に、筒茶碗でお茶を差し上げます。風雅です。 干菓子 雪華煎餅 ふくら雀 茶友とのお茶のひと時は、お茶をお稽古して、良かったと実感するときです。 #
by kourakuken
| 2017-02-20 13:28
2017年 02月 05日
今年は、初稽古をして、別に親睦会をしました。
お茶のお稽古ができるのは、まず本人も家族も健康で、 周りの理解と協力ゆえです。ありがたいことです。 充実した一年でありますように。 床 掛物 毎年同じ「春千林処々鶯」、丸三宝に俵。 花入れ 九谷 徳田八十吉 花 結び柳は、控えて曙椿と白梅 初炭 羽香合 炭台 紙釜敷 まず棚正面を向き羽箒、香合の順にとりいつものところに置きます。 飾り火箸も畳に置きます。 灰を播くと灰器を元に戻します。(枝炭をあずけないので) 釜の蓋を羽箒で掃き、炭台に乗せ 飾り火箸を掃いて杓立に戻し 炉正面を向き紙釜敷をとり灰器をのせ持ち帰ります。 香合 祥瑞瓢箪鳥差香合 鳥差は、竹の先に鳥もちをつけ鳥を取ることを生業にしている人で、型物香合西の三段にあります。 本科は、根津美術館にあります。 今根津美術館で、コレクション展染付誕生400年が開催されています。 八寸 海のもの 小浜小鯛 山のもの 菜の花からし酢味噌添え 千鳥の杯 主菓子 縁高 花びら餅 仙太郎製 仙太郎の花びら餅は、餅、牛蒡、味噌、人参がはいり、雑煮です。 味噌餡は、五条の山利の麹みそです。 「お芽出たく 花びら開く 初茶かな」 小袋棚 即中斎好の小袋棚は、点前がきっちり決まっていません。 扱いやすいように使えばよいそうです。 炉風炉にも使え 左の地板がとりはずせ地袋だけでも使えます。 水指の蓋を開ける時、蓋の大きさにより、 水指に三手で立てることも風炉先の勝手付に立てることもあります。 水指に水を指す時、小袋の溝に立てることも風炉先に立てることもあります。 濃茶 濃茶 銘 寿の昔 奥西緑芳園詰 最後に建水を飾りませんでした。 茶事の流れで最後退出の時に、 建水も飾り総飾りで拝見するのがよいので薄茶の最後に建水を飾りました。 薄茶(二飾りから) 茶碗を運び出し、棚正面に移り戸を開け、水指を出してから戻り、 茶器、茶碗を置き合わせします。 水屋に戻り建水を運び出し飾り火箸を出します。 薄茶 銘 万の昔 奥西緑芳園詰 干菓子 塩芳軒 煎餅松 酉絵馬 亀屋良永 琥珀松竹梅 美濃忠 山宝果(胡桃) 今年は、全員が揃い感謝のお稽古でした。 写真は後程。 #
by kourakuken
| 2017-02-05 23:59
2017年 02月 01日
今年の稽古始めに家元の残月亭に、掛けられていた「時々勤払拭」
お茶のお稽古では、払う時鳥の羽根をつかいます。 今年は酉年羽箒を使う時、気持ちが入ります。 鳥の羽は神聖なものとされていました。 払うも拭くもお茶の根本清浄です。 道具を払拭し清めますが、同時精神をも清める意味があります。 清浄を保つために常に日々お稽古が大切で、 茶の湯が日常であるようにという教えです。 如心斎が、五歳の子啐啄斎に書き与えた一行でもあります。 羽箒で払い袱紗で拭く心持を、己の心を磨く大切さを教えています。 子への親の深い心が伝わります。 茶道具に羽箒がありますが、 もとは、生活に必要な実用品で、自らが作ったそうです。 今は、一閑さんが作られています。 座掃き(掃込み) 水屋用の座掃き 犬鷲など黒っぽい羽 三つ羽 座敷用の座掃き 鶴、白鳥で左羽、右羽があります。 高くて買えません。 装飾用の飾り羽 箱炭斗に備える掴み羽箒 掛け軸の塵を払うのにも掴み羽箒をつかいます。 茶掃箱の中に備える小さな羽箒 お茶を払います。 炭点前に用いる羽箒 青鸞の羽が第一とされています。 (青鸞 キジ科褐色の羽で、環状紋があります。 タイ、マレー半島、スマトラに生息します) ほか白鶴、玄鶴、鴻鶴、朱鷺、白鳥、野鴈、鷹、鷲、梟などの羽で作られています。 ふつう「三つ羽」で、三枚の羽を束ねて竹の皮で包んでいます。 一枚の「一つ羽」もありますが、真の点前に使うそうです。 右羽が広い右羽は風炉用、左羽は炉用、双羽は、炉風炉兼用です。 以前茶道資料館で、茶箱用羽箒の下坂玉起コレクションの展示がありました。 素晴らしく一度に多種類の鳥の羽根を見ることができました。まるで標本のようでした。 最近は、鶏の羽根を染めたものが多いそうです。 #
by kourakuken
| 2017-02-01 19:32
2017年 01月 30日
日曜美術館で『利休の志を受け継ぐ 楽家450年 茶碗の宇宙』が放送されました。
テレビを観てから京都国立近代美術館で開かれている展覧会に行きました。 テーマ『茶碗の中の宇宙』 曜変天目茶碗は、宇宙のイメージがありますが、 楽茶碗にあまり宇宙のイメージが浮かびません。茶碗の中の宇宙って? 本や展覧会では、茶碗を横から見ることが多く、正面の景色、形を見てしまいます。 茶会でも、なかなか楽茶碗そのものをよく観察することができません。 展覧会で、楽茶碗の中を意識して拝見するとかなり薄く削られています。 手捏ねの柔らかさの中に、削り出された重い静けさが広がっていました。 利休の愛した美は、漆黒の美というより さびた黒い鉄のような侘びた美です。 茶室の中で使われてこそ茶碗の存在感が迫力をまし宇宙が出現するように感じました。 テーマ『楽家一子相伝の芸術』 歴代が、一子相伝の技を長次郎に回帰したり、 個性を表現したりして450年受け継がれているのがよくわかりました。 歴史を重ねるのは大変なことだと思いました。 長次郎は、利休の求めで茶碗を作りましたが、芸術と思っていたのでしょうか? 私見で失礼します。 展示の最初は、利休像(表千家不審菴)でした。 長次郎が、利休の求めに応じ茶碗を焼き始めたことから楽家の歴史が始まります。 利休像長谷川等伯筆 春屋宗園賛 春屋宗園賛に「利休に常に付き従ってる田中宗慶が、賛を願いでた」と書かれ「文禄4年(1595年)10月24日」の日付です。 文禄4年は、利休没後から4年にあたり 少庵が帰省した年でもあり千家の新たな出発の年です。 少庵召出状が文禄3年11月13日にでます。 その前に、宗慶の子二代常慶が、会津の蒲生氏郷を訪ねた時の伝符状(文禄2年11月21日)があります。 展示の三彩獅子香炉(田中宗慶作)も、文禄4年9月吉日に制作されています。 宗慶は、利休と同じ姓田中です。利休との関係がいつも疑問です。 宗慶の孫が長次郎の妻です。 長次郎は、利休の亡くなる2年前天正17年に亡くなったとされています。 展示とそれてしまいました。 二番目の展示は、二彩獅子(長次郎作) 焼物というより彫刻のような荒れ狂う力強い獅子でした。 天正2年の作です。 この獅子と静かな長次郎の茶碗とは結び付きません。 多くの長次郎作利休所持の茶碗が出品され素晴らしい展示でした。 また光悦作の茶碗「雨雲」「乙御前」「加賀」も出品されていました。 8代得入の亀絵茶碗も拝見できました。 当代の焼貫茶碗が多く展示され次の代を継がれる篤人さんの作品も展示されていました。 #
by kourakuken
| 2017-01-30 22:36
2017年 01月 20日
酉は、十二支の十番目です。
酉の刻17時から19時です。 酒の漢字の旁(つくり)です。 酉は、酒壺の象形文字で、米から酒を作る意味があるそうです。 皆様が、良い運気を取り込み実りある飛翔の年になりますように。 鶏は、キジ科の鳥です。 元々は、東南アジアの密林に生息した野鳥で、 弥生時代に中国大陸から日本に伝来したそうです。 鶏は、朝の到来を告げる一番鶏として神格化され、元は、祭祀用に飼われたそうです。 後に闘鶏、観賞用、食用として飼育されるようになります。 心配なことに鳥インフルエンザが流行しています。 季節の移り変わりを、鳥の訪れ、鳥の鳴き方で感じます。 お茶をしていると、季節の移り変わりに敏感になり楽しいです。 炭点前、座掃きに羽箒が使われます。 使われる鳥の種類もさまざまです。 立春には、鶯が鳴きはじめ、「春告鳥」と言われます。 初釜の茶席には、「春千林処々鶯」が掛けられます。 また目白が、椿の蜜をなめに姿をみせます。 春には、雀が巣作りをします。 雲雀が、空高く鳴き、燕も訪れ巣作りをします。 雲雀棚がしつらえられている茶室があります。 また鴈は、北へ帰ります。 七月鷹のひなが、飛び方を覚えます。 鶺鴒(せきれい)が、鳴き始めます。 秋には、燕が帰ります。 鴈、鶴が、渡ってきます。 初雁のころです。 雁の絵付けの茶碗、水指、お菓子が、茶席に出てきます。 庭にみかんを置いています。 鵯(ひよどり)が食べにくるのを楽しんでいます。 鵯が好きな木の実 鵯上戸(ひよどりじょうご)の実。茶花にもなります。 雀が、冬の寒い時期羽毛を膨らませています。 茶席では、ふくら雀の香合が出されます。 1月20日大寒ごろ本来は、鶏の産卵期だそうです。 飼育されている鶏は、寒くなると産卵しにくくなり 大寒の卵は、縁起物として販売されています。 今日は、大寒寒いです。暖まってくださいませ。 #
by kourakuken
| 2017-01-20 18:22
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